老いで変化するこころとからだ
自分を人格者と言うつもりはサラサラないが、若い頃が酷かったものであの頃に比べれば今はよほど人格が備わった気がする。
腹も立たないしなんでも許せる。
今なら死んだ嫁とも喧嘩などしなかっただろうな。
きっと仲良し夫婦でいられたのに・・・
私も老いるのは初めての経験なのでいろいろびっくりだ。
歳を重ねるだけでこんなにこころは穏やかでいられるのか〜。
若い頃のあのトゲトゲしい自分は一体なんだったんだろう。
若い頃からこういうこころでいられたならどれだけ楽だったことか・・・
尾崎豊ももう少し長生きしてみたらよかったのに。
60歳を過ぎたら『俺って、なんでバイク盗んじゃったんだろう?』ときっと反省する。
校舎のガラスも割らないし意外に先生もいい奴じゃんと思えたかもしれない。
そう考えるとちょっとだけ長生きもいいもんだなと思えてくる。
私がさらに歳をとり70歳を過ぎたらどうなるんだろう?
65歳の今でも仏の気分なのに、70歳になったらまさかガンジーのようになってしまうのか?
ちょっとエロいガンジー?
それに引き換えからだの方はどうだ。
こころの持ちようが成熟するのに対して、からだの方はどんどんポンコツになっていく。
この見事なアンバランスというかアンシンメトリーというか、これではバランスを保つのがとても難しい。
頭で考えていることにからだが見事についていかない。
昨日のことだ。
ゆいまるくんの散歩の途中で、足を上げて歩いているつもりなのに真っ平な道で派手にすっ転んだ。
ゆいまるくんが『おわっ!』とびっくりした顔で慌てて飛び退く。
『こいつ、あっぶねえやつだな・・・』と怪訝そうな目で私をみているのがわかる。
俺だってびっくりしてんだよ!
なんでこの真っ平なところで転んだのか!
しかしその予兆は実はお散歩の前から始まっていたのだ。
いつもお散歩に行く時は、私がチェストから靴下を取り出して履くところから始まる。
それを見てゆいまるくんは、これからお散歩だということがわかるのである。
そして昨日もチェストから靴下を取り出した。
最近は立って靴下を履けなくなったのでキッチンまで靴下を持っていき、それから椅子に腰かけて靴下を履くのだ。
すでにゆいまるくんはこの時点でお散歩に行くことがわかっている。
だから靴下を履いている私の前で尻尾をフリフリして待ってくれている。
ところが昨日!
チェストから靴下を取り出し、キッチンの椅子に座ってその靴下を履こうとしたら・・・
なんと手に握っているのはお散歩の靴下ではなく私のパンツじゃないか!
パンツにお散歩用はない。
ゆいまるくんも尻尾を振るのをやめ、なんでお前パンツ握ってんだ?という顔に変わる。
しかし当の本人はもう脱力した。
こころはいい!
しかしこのポンコツのからだと脳は一体どうなってるんだ!?
私は手に握られたパンツを見て一人で苦笑した。
なんでパンツ?
もしここでパンツに気付かずに履こうとしていたなら、もう私の人格は崩壊したも同然だった。
情けなくてしょんぼりしてお散歩していたら、真っ平なところですっ転んだのだ。
きっとゆいまるくんは『いよいよボケやがったな』と思っている。
は〜、今思い出しただけでも具合が悪くなる。。。
そろそろ命の母でも飲み始めるか。
老後のおひとりさまごはん
昨日の朝食はクリチートースト。
超熟の4枚切りうまいね〜!
今日のご当地ラーメンは北海道の『煮干しラーメン』。
これもインスタントの味じゃない。
あえてネギだけで素ラーメンにサラダ付き。
本当はラーメンの具材はネギだけでいい。
ただ写真映えがね。
晩ごはんはブリの西京焼き、イカの煮物、唐揚げ、卵焼き、ペンネのサラダ。
西京味噌はどんな魚でも美味しくする。
シャケもうまいがブリもうまい!
今、左手も右手も痛いからなかなか鍋を持つのも辛い。
特にフライパンを振るのはもう無理。
歳をとると料理もだんだんできなくなるんだろうな。
このブログも私の電池が切れるまでを見届けるブログになりそうだ。
※昨日もコメントありがとうございました!
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