おひとりさまの老後は初めてのソロキャンプのようなもの

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孤独もまたいい

 

毎回ブログを書くときに記事のURLを決めている。

ブログのタイトルをGoogle翻訳で短い英文にして決めるのだが、URLなので特に意味が伝わるかどうかなど細かいことは考えない。

 

しかしたまに英訳したときにナニコレ?というものがあって面白い。

まさに今日のタイトルである『おひとりさま』をGoogleで英訳してみた。

すると翻訳された英文は・・・

 

『One person』

 

だった。

ごもっともでございます!

Google様!

 

『おひとりさま』という言葉のニュアンスは英語では伝わらないだろうな。

てっきり『Mr or Miss Single』かなと思ったがそれとも違うのか。

 

『おひとりさま』と言う言葉は、岩下久美子さんというジャーナリストの方が自身の著書のタイトルでつけられたのが最初らしい。

その意味は『精神的に自立して、ひとりで行動することを楽しんでいる女性』のこと。

 

それが飲食店のひとり客に使われるようになったり、私のように老後にひとり暮らししている人を呼ぶようになったりと変化したのだ。

 

『おひとりさま』という言葉にはただの『独身者』のような呼び方とは違い、なんとなくリスペクトも込められているように聞こえる。

しかし、ひねくれたクレヨンしんちゃんならちょっと皮肉にも聞こえるかもしれない。

 

いずれにしろ1人暮らしの人を傷つけずに呼ぶのには都合がいいので、世間に広まったのではないだろうか。

 

特に『おひとりさまの老後』と言うと、何かと不安視される『老後』も少しだけ楽しげに聞こえる。

そうだ。

私も『おひとりさまの老後』を楽しんでいる。

 

しかし世間は老人がひとり暮らししていると、やたら『孤独な老人』にしたがる。

そしてそれが大きな社会問題かなにかのように扱われ、イギリスや日本には孤独・孤立対策担当大臣まで設置された。

 

噂には聞いていたがそれがまさか本当になるとは夢にも思ってなかった。

そんなにみんなひとりが寂しいのか?

わからんな〜。

 

孤独という言い方がちょっときついのかもしれない。

しかし孤独でいいじゃないか。

どう呼ばれようがひとりはひとりだ。

 

みなさんもご存知のように今はやたらとキャンプが流行っている。

芸能人の中にもキャンプ好きが大勢いるようで、テレビ番組でもしょっちゅうキャンプハックのような企画の番組が放送されている。

 

中でも芸人のヒロシさんやバイきんぐの西村さんなどはソロキャンパーとして大人気だ。

私はキャンプはやらないが、以前の職場で一緒だった男性の部下が神奈川県の厚木の山奥に住んでいて、しょっちゅう家のまわりの山でソロキャンプをやっていた。

 

まだこんなにソロキャンプがトレンドになっていなかったことの話だ。

当時私はその部下に、いったい何が楽しいのだ?と聞いたことがある。

 

なんせ家の近所でやっているのだから。

旅でもないし家に帰ろうと思えば帰れる距離でソロキャンプをする楽しみとは?

 

彼曰く『孤独です』と答えた。

 

まだ私の嫁が生きていた頃だから、その頃は『孤独が楽しいのか!?』と訝しく思ったが、今になってようやく彼の言葉がわかった。

 

『孤独は楽しい!』

 

かたや先程名前をだした芸人のヒロシさんは、ソロキャンプの楽しさは『自由だ』と答えている。

そういうことだな。

 

孤独は自由で楽しい。

 

私も気づかないうちに5年前からソロキャンパーのようになっていた。

 

いろんな方がソロキャンプの魅力を語っているが、ソロキャンプの魅力を語っていただくにはこの方は外せないだろう。

それは『日本単独野営協会さん』である。

 

なんでネーミングを『日本ソロキャンプ協会』にしなかったのかが不思議だが、このNHKのようなお堅い名前の協会が全国のソロキャンパーが集う協会らしい。

この協会の方が伝えるソロキャンプの魅力とは・・・

 

まずひとりだと誰かの好みに合わせる必要がないので、自分のペースで好きなものを好きなだけ飲んだり食べたりできることだそうだ。

 

それそれ!

おひとりさまの老後もまったく同じである。

 

自由に好きなものを好きなだけ料理して食べる。

そして飲む。

 

社会人に一番必要だと言われ続けていた協調性などすでに燃えないゴミだ。

 

次にソロキャンプの魅力として、焚き火を独占できることとおっしゃっている。

焚き火はキャンプのメインイベントでありキャンプで寛ぐためには絶対に欠かせないもの。

焚き火のないキャンプはただの野宿。

 

おひとりさまの老後においては、焚き火は我が家のテレビだな。

部屋は狭いくせにテレビは60インチある。

 

先日テレビで泉谷しげるさんが言っていたが、60インチのテレビからの熱で冬は暖房がいらないと言っていた。

まさに焚き火じゃないか!

 

泉谷しげるさんはテレビに手をかざしてあったまっていると言っていたので、まさに焚き火と同じだと思った。

 

他にもソロキャンプの魅力として、何をやっても嫌がられないことがいいと言っている。

人に迷惑をかけなければ何をやってもいいのがソロキャンプ。

 

テントを設営する前にまずビールを一杯!

明るいうちから酒を飲んでも誰にも叱られない。

 

私もかれこれ5年ほど前から明るいうちからビールを飲んでいる。

まったく同じだ。

 

夜も更けてくると寝袋にくるまってYouTubeでも見ながら寝落ちを待つ。

私はYouTubeの代わりにAmazonで映画を見る。

 

ワンコが横で寝ている。

 

ソロキャンプとおひとりさまの老後がひとつだけ違うのは、私の場合死ぬまでソロキャンプ気分が続くこと。

 

ソロキャンパーさんにとっての老後はきっと天国のようなものだろう。

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