娘を襲った替玉事件〜なんと替え玉の犯人はあの男だったとは!?

クラフトビール
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エピソード2

 

私たち家族は東京に上京してくる前は京都に長らく住んでいた。

私は大学も京都だったから、京都には縁が深い。

 

当時は西京極というところに住んでおり近所には巨大なイオンモールや西京極球場などがあった。

京都なので誰もが知っているような名の知れた神社やお寺以外にも、近所にはたくさんの寺社仏閣がありその地域の信仰の場所となっている。

 

そして今日のタイトルの替玉事件だがそれは娘が小学生の夏休みに起こった。

起こった?

正しくは起こしたというべきかも。

 

そう!

私が実は替玉の犯人なのだ。

 

替玉と言っても博多ラーメンで言う麺のおかわりのことではない。

冒頭で犯人が名乗り出るという東野圭吾でもやらない展開になってきたが、東野圭吾ほど面白い話ではないからあまり期待しないように。

 

期待は失望の母である。

 

まあ、毎年のことではあったが、娘は夏休みだろうが冬休みだろうが宿題など全くやる気配もなく遊び呆けていた。

親によく似たのは勉強嫌いのそんなとこだけ。

 

そしてこれも毎度のことで休みが終わる頃にバタバタと宿題をやっつけにかかる。

その年の夏休みも手付かずの宿題を前にして嫁が、娘にお習字の宿題を教えているところであった。

 

そして嫁が

『あなたも何か手伝ってよ〜』

 

と言うので、じゃあ美術の宿題をやってあげようと言うことで、次の日近所の西京極球場にスケッチに出かけた。

 

こうやって画板を首から下げて絵を描くのは何年ぶりだろう。

実は私は京都の造形大学の出身なのでもちろん絵心もあるし、まあ自分で言うのもなんだが絵はうまかった。

 

天気のいい夏の休日に水彩画を描きながらビールを飲む!

最高だ!

 

そして娘の夏休みは無事に終わった。

宿題もギリギリ全部やり終えて先生に提出したようだ。

 

それから3ヶ月ばかり経ったある日京都もそろそろ冬景色と言う頃だった。

娘が血相を変えて小学校から帰ってきた。

 

私も嫁もその慌てように『どうしたどうした!!』と娘に尋ねると、

なんとなんと!

それこそまさにこの事件の始まりだったのだ。

 

娘が言うには、私が娘の替玉となって描いたあの夏休みの宿題の絵!

その絵があろうことか京都市長賞をとってしまったと言うのだ!!

 

え”〜〜〜〜〜〜〜!!!!!ヾ(≧▽≦)ノ゙

 

娘は慌てふためき、嫁は大笑いし、私は自慢げな顔が隠せなかった。

 

娘の心配は、もしこれでどこかで表彰式なんかがあって金一封と記念品の授与とかがあって、メディアの記者さんに『今のお気持ちは?』とか聞かれたらどうしよう〜!と言うものだった。

さすがになんだかありそうな話なので嫁も私も笑えなかった。

 

一瞬私も浮かれたもののなんかそう言われてみると大変な事態になりそうで、まさかそんな晴れ舞台で娘に嘘を着かせるわけには行かない。

 

どうするか。。。

とりあえず、その絵が展示してある京都美術館に行ってみよう!

 

と言うことで娘と2人野球帽を目深にかぶり、私はさらにマスクとサングラス。

娘もキティちゃんのマスクで顔を覆った。

今思えば誰も私たちの顔を知らないのにそんな変装をする方が余計に怪しい。。。

 

こうして親子の盗人姿の2人は京都美術館へ。

 

壁づたいにキョロキョロとあたりを見回しながら抜き足差し足で進む親子。

そしてようやく京都市長賞の絵が展示してある絵の前にたどり着く。

 

そこは美術館でも一番奥の受賞した絵だけが展示されるスペース。

 

おお〜〜!

 

本当に京都市長賞だ!!

 

久しぶりに自分の絵を見た私はなんだかやり遂げた満足感のような感情が沸いた。

(大人が子供に勝って喜ぶな!!)

 

ところが!

私の絵の上には金賞の絵があるではないか!

ということは、私の絵は2位ということ??

 

え?

小学生に負けた・・・?

さっきの満足感が一気に敗北感に変わった。

 

『俺は小学生に負けたのか。。。』

 

完全に勘違いしている私だが、当時はまだまだ競争心の塊のような男だったので娘にこう伝えた。

 

 

『冬休みの宿題はお父さんにまかせろ』

 

 

娘は宿題をやりたくない一心だから快く承諾してくれた。

そして冬休みの宿題は京都らしいモチーフを選ぶことにして、完全に勝ちに行くために自分が持つテクニックをフルに生かして描きあげた!

 

傑作だ。

これなら金賞を取れる!

 

そして娘はまた私の絵を宿題として提出して次のコンテストの発表の日を私はワクワクして待った。

コンテストの発表はそろそろ京都にも春を告げる頃だった。

 

日本が一番いい季節だ。

こんな季節に私の絵は金賞として京都美術館に展示される。

これはわがぺこりーの家最大の誉となり、わが家系で最高の栄誉として代々伝え継がれるはずだ。

 

そして娘はある日のホームルームで先生がこんなことを言っていたと教えてくれた。

 

『冬休みの宿題の絵を、お父さんやお母さんに手伝ってもらった方が何人かいます。手伝ってもらうのはいいですが、完全にご両親が絵を描いているというものがたくさんあり、これはよくないことなのでちゃんとみなさんからご両親に伝えてくださいね。』

 

バレた。。。

 

私の絵は佳作すら受賞することなく娘の教室の後ろ側の壁の一番下に貼ってあるそうだ。

 

しかし、絵を描いてる親が何人もいるって。

ということは私は大人同士で戦っていたのか!

 

結局、京都市長賞を受賞した絵は金一封も授賞式もなかった。

次の夏休みは娘が自分で宿題の絵を描き、この替玉事件は一見落着した。

 

良い子はマネしないようにね。

 

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老後のおひとりさまごはん

 

今朝のモーニンサラダ!

やっぱ茹で卵はハードボイルドが好きだな。

 

 

小さく見えるが実はこの器はラーメン丼なのでかなり大きい!

野菜の消費量は世田谷では一番じゃないだろうか。

1年間で畑1ヘクタール分くらいは食べてる気がする。

 

昨日は替玉事件の当事者である娘と旦那、長男3人が遊びにきた。

なので、お昼はベジラーメンとレタスチャーハンを作ってあげた。

 

 

ブロッコリーの茎とアーリーレッド、玉ねぎ、人参の端っこをスープにしたポタージュラーメン!

孫が美味しそうに食べていたのでいつか孫は違いがわかる男になるだろうと思った。

 

レタスチャーハンもレタスたっぷり!

 

 

娘夫婦が帰ってからいつものビアバーへクラフトビール を飲みに行った。

コロナの影響でこのお店も客足が減ってるから、できるだけビールを飲まなければ(飲みたいだけ)

 

 

こちらはUPLIGHT BREWINGのちょっと酸味がきいた2本。

右側のビールはなんとピノ・ノワールが入っている。

 

 

失敗したオーガニックワインのように酸っぱい!

 

夜はこれもご近所の料理屋へ。

ネパール人がやっているインド料理屋だがタイ料理が美味しいというよくわけがわからんお店だ。

 

 

いつもサービスで出してくれるサラダ。

この人参ドレッシングだけはうまい!

だけ?

 

 

これ以外のカレーは食べない。

サグチキンカレー。

普通にうまい(≧∇≦)

 

向かいのとんかつ屋はコロナのせいで閉店したけどこのインド料理屋は頑張っている。

ネパール人の店長の奥様も息子もお店を手伝っている。

家族総出でお店を手伝っているので私も応援してあげたいと思っている。

 

なんなら私がカレー作ろうか!

私のカレーの方が正直言ってうまいから(ノ∀≦。)ノぷぷ-ッ

 

また替玉事件が・・・

コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!

  1. なぽ より:

    定年女子60才おひとりさまの「なぽ」です。

    ぺこりーの家の替え玉事件、笑っちゃいました!

    49年前の私の宿題替え玉事件、聞いてくださいな。

    私が小5の時「貯金の標語」の宿題がでた。

    母が作った「未来の夢は貯金から」が、市から表彰され私は賞状と賞品を受けた!

    次の年 別な子表彰された。その標語は「未来の夢は貯金でオッケー」

    これってパクリ??もとが単純なものなんで何とも・・

    49年たっても覚えてますわ。

    • ぺこりーの ぺこりーの より:

      なぽさん

      コメントありがとうございます!

      悪いことをしてはいけませんね〜。
      宿題は自分でやりましょう。

      この標語はアウトですよ。
      3つの単語が同じで言ってる意味も同じですから。
      しかし表象する方がどうかしてますよね。

      でももう忘れてください(≧∇≦)

  2. […] 晩ごはんは本当に久しぶりに行った馴染みのインド料理屋へ。 […]

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