確かに生きていたんだよな〜。印鑑も占いで買ったが運勢は変わらなかった・・・

嫁のこと
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引き出しに詰め込まれた生きた痕跡

 

滅多に開けることがない引き出しから、茶色の皮のケースに入った印鑑が出てきた。

嫁が生前使っていた実印だ。

もう押されることはなくなった象牙の印鑑。

 

久しぶりにその印鑑を見つけて、あ〜嫁は生きていたんだよな〜とあらためて思う。

毎日使っているキッチン道具も皆嫁が買い揃えたもの。

お気に入りだった。

 

それらは現在私が使いこなしているので、今ではすっかり自分の物になっている。

しかし滅多に開けない引き出しや押し入れを開けたりすると、まだまだ嫁が使っていたものが出てくる。

 

あれだけ捨てたのに・・・

 

すると急に海馬に血が通う。

あ〜、嫁は生きていたんだよな〜と。

 

久しぶりに見つけたこの印鑑は私とお揃いだ。

ある占いをする印鑑屋から買ったものだ。

 

確か、嫁と私の両方の印鑑セットで50万円近かったと思う。

当時嫁は占いにはまっており、副業が占い師の印鑑屋を信じ込みまんまと高額な印鑑を買わされたのだ。

 

占い師であり印鑑屋というその時点で相当真っ黒な感じがするのだが、しかし嫁の印鑑屋への信頼は厚かった。

しかし、私も印鑑屋に運勢を見てもらったが、その男は私の過去の運勢をピタリと言い当てた。

 

まんまと信じ込んだのは嫁だけではなかった。

私もすっかり信じ込んでいた。

それで私も印鑑を作ることになった。

 

印鑑には自分が生まれ持った星座が関係すると、その黒い印鑑屋は言った。

運勢と星座・・・

確かに何かつながりがありそうだ。

 

もうこんなことを思う時点で印鑑屋の思う壺である。

 

私は昭和32年生まれだから七赤金星だと嫁が言う。

そして七赤金星の運勢が良くなるようにと、真っ黒な印鑑屋は象牙の印鑑セットを作ってくれたのだ。

 

嫁は学年は私より一つ下だったが生まれた年は同じ昭和32年生まれ。

だから嫁も私も七赤金星である。

 

ところが!

印鑑を作って10年ほど経ったある日のこと。

嫁がせんべいをかじりながら大声を上げた!

 

嫁は何かの本を見ている。

その本こそが、正月に買った高嶋易断の今年の運勢という本だ。

 

どこの本屋にも置いてあるので知っている方も多いと思うが、嫁はその本を毎年必ず買っていた。

そしてその本を指差して私に言った一言が衝撃だった。

 

『あなたは早生まれだから七赤金星じゃなくて八白土星なんだって!』

 

はぁ〜!?

この10年もの間、七赤金星で生きてきた私は一体なんだったんだ!

七赤金星の運勢が良くなるようにと作った印鑑はどうするの〜?

 

と、急に二人でザワザワしたのだが、まあもう作ってしまったものは仕方がない。

しかもこの10年の運勢がさほど悪かったわけでもない。

 

で、まいいか。

ということで、私は今も七赤金星用の高額な印鑑を使って生きている。

決して悪い人生じゃなかった。

 

そしてその時に一緒に作った嫁の印鑑。

嫁は七赤金星で間違いなかったから正しい印鑑を持っていたわけだ。

 

だったらなぜ嫁の方が早く死んだ!?

あの真っ黒な印鑑屋と高嶋易断にはぜひ話を聞いてみたい。

 

手垢でだいぶ見窄らしくなった嫁の印鑑。

生きていたんだよな〜。

 

印鑑を何度も押す頃って、人生でも一番運気が上がっている頃ではないだろうか。

嫁にもそういう時期があったんだな。

 

嫁が亡くなってこの印鑑も役目を終えた。

 

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老後のおひとりさまごはん

 

昨日の朝食はおにぎり定食

 

 

イカの塩辛は24時間冷凍の末完成した。

やっぱ手作りはうまいね〜!

 

今日のご当地ラーメンは『博多水炊き風中華そば』。

確かに本場博多の水炊きの味がする。

濃厚な鶏ガラスープがうまい!

 

 

晩ごはんはイカ明太パスタ、ロティサリーチキン、全粒粉クレープ、サラダ。

 

 

クレープは普通薄力粉で作るが、強力粉で作った方がよりモチモチ感が出てうまい。

お店のクレープの味だ。

 

 

しかし昨今の印鑑廃止の流れは私も賛成だ。

書類がデジタル化されていくのに承認は印鑑でというのではデジタル化は進まない。

だったら印鑑も電子化してバーチャル印鑑にするというのもなんかおかしい。

 

まあ、私も仕事でバーチャル印鑑は使ってはいるが、バーチャルにしてまでなぜ印影にこだわるのかがわからない。

 

こうやって昔買った高額な印鑑たちは役目を終え引き出しの隅に眠ることになる。

 

持ち主が死ねば印鑑ももう眠るだけだ。

 

 

 

 

※昨日もコメントありがとうございました!

コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!

  1. だりあ より:

    まさか、ペコリーのさんも同じ経験をなさっていたとは・・・私も人生の途中で不幸続きの事があり、以降の行く末を占てもらったら勧められましたよ、高額印鑑。今なら怪しくて、即通報してるかもですが、人間心が弱っている時は、ワラにも縋りたい、買いましたよ、高額印鑑。
    今後、困った事があったら、一生アドバイスするから、と言う甘言にも釣られ、もし断わろうとするなら、誰かが言ってた様に地獄に落ちる〜的な軽く脅かしもあったりして。
    買った翌年、大事故に遭い、その後更なる地獄を見て、効力の弱さに愕然としました。一生アドバイス云々と言っていたその人の電話は不通になりました。
    今は、毎朝目覚まし君の占いを見て、美味しいゴハンを食べています。結構当たります。印鑑は今でも銀行印等で使っています。

  2. だりあ より:

    ぺこリーのさんでした。
    ごめんなさい。

  3. Yoko_chan より:

    おはようございます。

    まさにあの当時、印鑑ブーム有りましたね。
    私は知り合いを通して購入したからか10万円くらいでしたが。
    それでもその当時高額でした。
    そして懲りずに、成人のお祝いにとこれからは必要になるからと勝手に思い
    贈ったりしてました。

    知り合いが30年以上、ずっと血液型がA型だと思っていたのが、B型と判明した時のことを思い出しました。

    それ以来一切占いは信じないと話しています。

  4. ベティデーブ より:

    ぺこりーのさん、こんにちは。

    母の実印は死亡届を提出したときに実印としての役目を終えましたが、
    現在は私が仕事で使っています。
    (あっ、結婚したときに姓が変わらなかったんです。夫は婿殿ですのホホ)

    押印なしの書類も多くなってきましたが、
    担当者のところに印鑑が必要な場合や
    決済した時も押印しますね。

    母と一緒に仕事しているようで嬉しいです((´∀`))
    マザコンなもので(笑)

  5. […] 前にも書いたが、八白土星の私が買った七赤金星用の象牙の印鑑。 […]

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