ハンターは24歳の女性部下
女にはつくづく痛い目にあってきたなと自分の人生を振り返って思う。
会社人生では優秀な女性部下もたくさんいたし、彼女たちのおかげで私は良い仕事ができたと自負もしている。
しかし女性の部下もたくさんいるといろんな社員がいるものだ。
昨日たまたまアン・ハサウェイ主演の女詐欺師の映画を見た。
『ザ・ハッスル』
まあストーリーはよくあるものなので、ただ美しいアン・ハサウェイを見てただけという映画だった。
しかしアン・ハサウェイみたいな美しい詐欺師がいたら、間違いなく男は詐欺にひっかかってしまうだろう。
美しさとはやはり罪に近い。
武器というべきか?
この映画を見て思い出したが、私も会社で仕事をしているときに部下の女性から罠にはめられそうになったことがある。
それも嫁が亡くなってからだからそんなに昔の話ではない。
長生きするといろんなことが起こるものだ。
やっぱ人生は楽しい!
この女性の部下は当時まだ24歳で仕事ができる優秀な女性だった。
顔はアン・ハサウェイとは言わないが可愛い部類にはいる小悪魔系。
男性社員からは大モテだけど女性社員からは総スカンを喰らうという、どこの会社にもひとりはいそうな女性社員だった。
なぜ仕事ができるのに女性社員から嫌われるのかというと、必要以上に女の武器を使うと言うのだろうか。
そんなエグいことはしないのだが、言うことを聞きそうな男性社員を捕まえてはなつかせるため、男性社員は彼女から頼まれた仕事を常に優先してしまうのだ。
そうなると他の女性社員は面白くない。
当然だがランチにも同性からは誘われなくなり、昼飯も常に男性社員と一緒という悪循環。
しかもランチ代はぜんぶ男性社員の奢りだから、まあ嫌われてもしょうがない女だった。
ただこの女性部下は私の直属の部下である。
いつの日からかは知らないが、この24歳の女性社員は私の席を虎視眈々と狙っていたのだ。
当時の私の役職は『取締役コーポレートコミュニケーション部長』。
なんと私を蹴落としてこの座を狙っていたのだからたいしたものである。
24歳でなんの経験もない中途採用が、いきなり役員になれるかどうか考えたらわかりそうなものだ。
バカだけどその恐れを知らない向上心には、頭が下がるというかそういう志向は個人的には割と好きだ。
褒めてる場合じゃない。
女の罠にはまろうとしているのは私なのだから。
しかし会社で罠にはまるってヾ(≧▽≦)ノ
俺はイノシシか!
長年サラリーマン人生を送ってきたが、こんなことが起こるなんて夢にも思わなかった。
ここは新宿だぞ!?
人里離れた山の中じゃなくて・・・
ある日、私は会長室に呼ばれ会長からこう言われたのだ。
『全く信じてはないんだけど・・・』
と会長は切り出してきた。
『はぁ』
と何のことかわからず気の抜けた返事をする私に、会長はこう話を続けた。
『実は、ぺこりさんの部下の○○さんが、ぺこりさんからセクハラを受けたと言ってきてるんですよ』
え”え”〜〜〜〜!!!
私は驚いたが、それがあいつだと聞いてすぐに何をやろうとしているのかがわかった。
会長が言うセクハラの内容は根も葉もないことで、他の社員から報告されているその女子社員のいろんな噂話や情報をかき集めて並べてみた。
そして私と会長はある結論に達した。
私を罠にはめようとしたその猟師のような女は、私の席を狙っているのだと。
どうやら会長にも色仕掛けで迫っているとのことで、2人揃って『女怖ぇぇぇ〜〜!』と言いながら会長室で身震いした。
日頃の行いというものはみんなよく見ているものだ。
ほとんどの男性社員はあの女猟師の色仕掛けにやられている。
次の獲物を私と決めたハンターは、周りから包囲網を固めようとするが結局誰も女ハンターを信じようとはしない。
そしてほどなくこの女子社員は私に涙を流して謝罪し、他の部署へと左遷することになった。
私はよほど腹が立っていたので、懲戒解雇にして猟友会にでもはいれと言おうかとも思ったが、女に泣かれると男は弱い。
結局は社内に残ることになったのだ。
仕事においても人生においても追い風のときもあれば向かい風のときもある。
向かい風が強すぎて前に進めないやつもいるが、うまく向かい風に乗って飛び立つやつもいるものだ。
飛行機は追い風よりも向かい風の方が飛びやすいと言うではないか。
風は気まぐれだ。
風向きはすぐに変わってしまう。
あの女性社員は結局は会社にいずらくなって転職した。
その後も転職を繰り返していると聞いたから、この子は風がどっちから吹いているのかそれすらわからないんだなと思った。
事件のあとその子のInstagramのプロフィールを見たら『これからは誠実に生きる』と戒めのような言葉が書かれていた。
したたかな詐欺師の映画は面白いが、したたかな女に獲物として狙われると余計な苦労をする。
老後は凪がいいな。
老後のおひとりさまごはん
昨日の朝食はいちごトースト。
もう今年はいちごは買わないと思ったのだが、枝付きのいちごが売ってたので思わず買ってしまった。
とちおとめだけどうまい!
今年のあまおうは、ゆいまるにあげても渋い顔をするくらいすっぱいいちごばっかりだったが、品種によっては美味しいいちごもあるんだな。
甘くて酸っぱくて濃厚ないちごトースト。
女子が好きそうなトーストだ。
ランチは冷や汁ソーメン。
冷や汁は宮崎県の郷土料理だが、冷たいお味噌汁のようなものだ。
干物と味噌を焼いて、茗荷や大葉とお出汁のきいたつゆに入れキンキンに冷やす。
中には氷を入れて食べる人もいるくらいだ。
これが真夏にはもってこいのうまさ。
ごはんにかけてもいいしどうやって食べてもうまい!
私は前日残った巨大かますの身をほぐしてとっておいて作った。
大葉はぺこりファームの大葉だ。
晩ごはんはささみフライ、グリル野菜、カツサンド、切り昆布煮、ポテトサラダなどなど。
ほとんどお惣菜である。
ささみフライをレンジのフライ温め直し機能でカリカリに仕上げると、まるで揚げたてのようになって実にうまい!
しかしセクハラをされたと女性から言われると、それを証明するのはたいへん難しい。
執拗に送られたメールが残っているとか、何人もの女性が被害にあっているとかそういうのは別だろうが、そうでなければ男も女も証明するのは困難だ。
ただ今回の件で思ったのは、嘘をつき続けるのはもっと困難なことだということ。
根も葉もないハラスメントをでっちあげて、完璧な作り話にするのはよほどじゃないとできない芸当だ。
結局、部下の女性は自分で自分のつじつまが合わなくなり自爆した。
実は私は役員会でその部下をマネージャーに推薦していたのだ。
それほど仕事はできる女性なのである。
そのことを事件のあとその女性部下に話をしたら、大粒の涙をポロポロ流しながら大声で泣いた。
側から見たら、まるで私がまたハラスメントをしていると言われそうな光景だっただろう。
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