チャップリンの言葉
映画監督の信友直子さんが認知症になった自分の母親を記録したドキュメンタリー『ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえりお母さん~』という映画。
先日、たまたまある番組で監督も出演されてその映画の紹介をされていた。
両親を映画に撮るというのはなかなか複雑な心境だと思うが、信友さんの話には既にいろんなことを乗り越えてしまった感があった。
私も高齢のご両親が互いに支え合いながら必死で生きておられる姿に感動した。
私だったらあんなに冷静にカメラを回せないなと思った。
いや、きっと信友さんもその時は冷静ではいられなかったのかもしれない。
その時のことが婦人公論.jpの記事の中でこう表現されていた。
『人生は寄って見れば悲劇、引いて見れば喜劇』
これは喜劇王チャールズ・チャップリンの言葉である。
なるほどなと思った。
認知症が進んで壊れていく母親を目の前で見ることは悲劇だ。
しかしカメラを通して老いたご両親の様子を見ると、2人が仲睦まじく支え合う様子が可愛らしいとすら思えたそうだ。
そんなものなんだ。
なんかわかる気がする。
自分の人生に置き換えてみても、私自身はそうとう波瀾万丈な人生だったと思っていた。
しかしチャップリンじゃないが他人事のように引いて見てみると、なんだか普通の男のごく平凡な人生にしか見えてこない。
おそらく、大抵の人は自分の人生に起きたさざ波程度のことを、自分では台風のように感じているのではないだろうか。
側から見たら全く大したことでもない。
てか、みんな同じような人生をきっと送ってるんだな。
いろいろあっての人生。
しかし、みんな映画のような人生を送っている人はごくわずかで、ほとんどの人は私のようにごく平凡で人並みな人生を送るのだろう。
そう考えると、その都度悩み苦しみ死んでしまいたいとさえ思ったことが、ほんと馬鹿らしくて笑っちゃう。
好きな女に振られて泣きながら焼け酒飲んだ日。
もう自分の人生は終わったと思った。
あんなにいい女はいない。
あの女こそが自分の人生を共に歩む女なんだ!
ふ。
バカタレ。
青春か!
次の女が現れたらまたおんなじ事を言ってるくせに・・・
ほんと喜劇だ。
嫁が死んだことも当たり前のことで人は皆いつか死ぬ。
たまたま先に死んだのが私ではなく嫁だったのだ。
ちょっと死ぬのが早かった。
しかしもっと若くして死ぬ人はいくらでもいる。
いつまでもメソメソしているのは自分だけで、嫁はもう痛みからも苦しみからも解放されて安らかに眠っているのだ。
嫁もまた平凡な女の一生だったのだ。
それでよかったんだ。
老後のおひとりさまごはん
昨日の朝食はソーセージエッグ、納豆、ツナと大根のサラダ、味噌汁。
この写真は実はスチール撮影ではなくて動画を切り取ったスクリーンショットである。
写真撮影するより動画を切り取った方がアングルが面白い。
ちょっとピンが甘いが・・・
ランチはあんかけ焼きそば。
これも動画のスクリーンショット。
醤油とオイスターソースで味付けしたあんかけ焼きそば。
激うま!
晩ごはんはポークソテーオレンジソース。
焦げた豚肉がうまいね〜!
甘酸っぱいオレンジソースと豚肉って本当にあう。
昨日も平凡な1日だった。
そして今日も夜が明け、また平凡な1日がスタートする。
侵略者もいなければミサイルも飛んでこない。
朝飯作ってゆいまるくんのお散歩に行って酒飲んで寝る。
結局それが平和で幸せな1日だということだな。
コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!
「ぼけますから」はDVDを買って観ました。カメラを通して見てる娘さんの目も優しい。できればそうありたいがなかなかそうできない自分がいます…
おはようございます。
餡掛け焼きそば美味しいですよね!
私もオイスターソースと醤油で基本の味付けをしています。
麺はマルちゃんのソース焼きそばを使っています。
麺が三つ入って安い時は170円程ですが、
単品で麺だけ買うとひと玉100円!
何故?
で、使わなかった粉末ソースだけ余ると言う…