お願いだけなら私にもできる
とある先進国の話である。
このコロナ禍で医療が危機的状況にあると連日ニュースで報道されているのにもかかわらず、その国のリーダーは相変わらず国民にお願いするしか脳がない。
国のリーダーが5人以上の会食を控えるように国民に言っておきながら、自分がそれを破るという愚行を国民の前で晒した。
密は避けるように言いながら、自分はわざわざ記者を一箇所に集めておいて会見を行う。
会見の内容は、また国民へのお願いだ。
『私は5人以上の会食はしないという約束を破りましたが、国民のみなさんは5人以上の会食はしないように』
はい!わかりました(´▽`)ノ
って、誰が言うか!!
まず順番が違うだろ。
国民にお願いする前に、同じ自民党の政治家先生たちに先にお願いするべきではないのか?
とある国にある愛知県西尾市の自民党系の市議17人がコンパニオンまで呼んで宴会をしたそうだ。
とある国の政府が5人以上の会食を控えるように言っている最中である。
宴会に参加した議長はインタビューに対して『不適切だった』と答えていたが、正直な気持ちを言えばいいのだ。
『はぁ〜?だって自民党の親分が8人で会食やってるんだもん!
なんで我々が怒られるの??
コンパニオンだって酒の席に女は必要でしょ〜!
我々は政治家だよ!?
何を言ってるんだ君たちは!』
と・・・
とある国の埼玉の県議にいたってはなんと30人以上が集まって会食をしている。
これもまた自民党だ。
そしてまたもや議長の釈明だが、『30人も集まったが会食ではない』という言い訳。
30人集まっても会食ではないとは、言い訳にすらなってないではないか。
『ちゃんとコン○ーム着けてたので不倫ではない』と奥さんに言い張った私の友人の抗弁によく似ている。
そしてさらには五輪担当大臣が高級寿司店で6人で会食している。
とある国のリーダーが8人で高級ステーキ店での会食を報じられた翌日の話だ。
その大臣の釈明も詭弁としか聞こえない内容だった。
『たまたま時間が重なって6人になったのです』
それを世間では待ち合わせというんだよ!!
この大臣にもそんな釈明ではなくこう言って欲しかった。
『だってうちの親分は8人でこっちは6人ですよ!
8人でいいんなら6人の方がまだマシじゃないですか〜。
6人じゃバレーボールしかできないけど、8人いればハンドボールだってできますからね!』
こう言われれば記者も『なるほど・・・』と思うかもしれない(思うか!)
埼玉県議など30人いたらラグビーの試合までできてしまう。
怒りにまかせて冗談のように書いてしまったが、私はニュースになっているのは氷山の一角だと思っている。
お願いしかできず強力なコロナ対策の一手を打てないとある国のリーダー。
お願いだけなら私にだってできる。
今リーダーがやるべきことは、『国民がそこまでやるか!』というくらいの強力なリーダーシップでを発揮することではないだろうか。
強いリーダーシップがないから自民党員すら言うことを聞かない。
自分たちのチームすら指導できなくて、どうやって国民を引っ張って行くつもりだ。
この会食に参加した自民党の政治家たちから、万が一コロナの陽性者が出たとしよう。
それでもまだとある国のリーダーは手洗い・マスクをと言っているのだろうか。
追記
日本人のマナーの良さは、世間というものへの意識の高さからくると誰かが言ってた。
良くも悪くも世間の目を気にする国民性が、規律やルール、マナーを無言で正していくのであろう。
まあ、そう言われてみれば自分もそういうところはあると思う。
コロナ禍でいっそう狭くなった行動範囲の中で、世間の目を気にせずに生きろと言う方が無理だ。
要するに世間の目がタガになっていて、この街の秩序は保たれている。
市民は否が応でも世間を知っているのだ。
ところが政治家先生たちは、その世間というものがどんなものかわかっていない気がする。
自分の言動が世間からはどう捉えられるか、私たちは誰にも教えられなくても世間から学んでいるが、先生たちは世間が見えてないのではないか?
国のリーダーたるものが全国民が見ている前で、ただ下書きされた紙を見ながら棒読みしている姿・・・
国民の心を揺さぶるような言葉は一言も出てこない。
言い訳だけは饒舌にしゃべる。
世間はそれをつぶさに見ているのだ。
世間=有権者であることを忘れてはいけない。
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[…] 昔地ビールと呼んでいたころのビールに比べ、最近のクラフトビールは格段にうまくなった。 […]