もうひとりの家族〜私がまだ5人家族だったころの話・・・

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らんまる

私達家族は、夫婦二人に娘が一人、そしてシーズー犬が2匹という家族構成だった。

犬はいつも登場するゆいまるがその一匹で、もう一匹は3年前に虹組になってしまったらんまるというオスの犬である。

亡くなったのは10歳だから、小型犬の寿命としてはちょっと早すぎる。

死因は急に骨髄で血液を作らなくなってしまったということで、よく病名もわからなかった。

私はらんまるより1年先に亡くなった嫁が、天国に一緒に連れて行ったのではないかと思っている。

それくらいらんまるは急に亡くなってしまった。

ゆいまるよりも3歳年上だったが、身体はゆいまるの半分くらいの体重しかなく、同じ犬種なのにチワワみたいに小さなワンコだった。

しかし子犬のくせに性格は強気な犬で、ゆいまるが大型犬からガウガウ吠えられると、真っ先にその大型犬の鼻先まで飛んで行き、ゆいまるを守るという男らしいお兄ちゃんだった。

 

私達の家にらんまるがやってきて、しばらく経ってから嫁がらんまるの異変に気付いた。

それは我が家に来てから一度も声を聞いたことがないということ。

要するに吠えたことが一度もないのだ。

そしてもう一つ気付いたのが、頭蓋骨が陥没していること。

頭を触ってみると明らかにへこんでいる。

 

そして近くの動物病院に行って獣医さんに見てもらったところ、その獣医さんが言うには、らんまるが生まれて間もない頃に、おそらくブリーダーさんに何か硬いもので頭を殴られたのではないかとのこと。

そう言えばらんまるは、我が家に来た当時はすごく人間を警戒している様子だったのを覚えている。

きっとブリーダーさんの虐待のせいで、人間不信になっていたのだろうと獣医さんは話してくれた。

そのショックで声が出なくなり、吠えようとしても吠えられなくなったようだ。

 

我が家に来た当時のらんまる。

ボケボケの写真だが、本当に可愛かった。

らんまるが私達に心を開き始めたのは、1年ほど経った頃だった。

ようやく『アウ、アウ』と吠えるまではいかないが、何か意思表示するように声を出し始めた。

実際に現場を見たわけではないので確証はないが、どうしてこんな小さな犬を殴れるのか・・・

今でも思い出すと腹が立つ。

 

嫁はらんまるを溺愛した。

どこに行くのも一緒。

身体が小さかったので、バッグにひょいと入れてどこにでも連れて行くことができた。

この写真は、毎週散歩に行ってた上野公園の不忍池。

いつもおでんの屋台が出ていて、そこでビールを飲みながら休憩するのが週末の日課だった。

 

本当に元気だった。

一時はセラピー犬として、老人ホームでボランティアなどもやった。

文京区開催のペットの運動会では、小さいながら見事に1位を獲得したこともある。

 

 

いろんなところに旅行にも行ったし、犬の温泉にもはいった。

可愛い弟分のゆいまるがやってきたのは3年後。

血もつながってないのに本当の兄弟のように仲がよくて、嫁が亡くなったあとも二人で頑張って乗り越えた。

 

家族5人で伊豆に旅行に行ったときの写真。

 

しかしらんまるは、嫁の後を追うようにして亡くなってしまった。

おそらく嫁が亡くなったことは、らんまるにとって計り知れないストレスだったのだろう。

そのストレスから急に血液が作れなくなったんだと思う。

亡くなる前に、動かない身体を起こして私のところまでやってきて、最後の抱っこをせがんだ。

いつも定位置だった私の膝の上にぐったりと身体を預け、その後静かに息を引き取った。

 

らんまるの遺骨は嫁の遺骨と並べて我が家に置いてある。

墓に埋めようなどとはサラサラ思わない。

その2つの遺骨の横にゆいまるの遺骨が並び、そして私の遺骨が並んだら、娘にお願いして海にでも散骨してもらおうと思っている。

 

また家族が一緒になれる日だ。

 

 

 

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今日のゆいまる

 

今はひとりで散歩するゆいまる。

 

 

寂しくなったけどこいつは元気だ。

 

 

 

今日はちょっと老犬の顔をしている。

お前もいろいろ乗り越えてきたんだよな。

 

 

ほら!

いつものドラえもんが笑ってるぞ。

 

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老後のおひとりさまごはん

 

今朝のポパイボウル。

ほうれん草と聞いてポパイを思い出す年代はいくつくらいだろうか・・・

 

実はこのほうれん草は、朝食にトッピングされるはずではなかった。

冷凍のほうれん草なのだが冷凍庫に2袋も買ってあって、昨日作ったカレーを本当はこれを使ってサグチキンにする予定だったのだ。

ところがチキンカレーを作り終えてから、ほうれん草を用意していたことを思い出した。

老人あるあるである。

ラップのように韻を踏んでみよう!

 

サグカレー以外にこんなに大量のほうれん草を使うことがない!

それで仕方なくベーコンとコーンでソテーにした。

しかもバターソテーにしようと思ってたのに、オリーブオイルをさっさとフライパンに入れてしまうし、ほんと年取ると何もかも忘れてしまう!

この前はリュックの中から、カピカピのコンビニのおにぎりが発掘されて倒れそうになった。

電子レンジにもときどき変なものがはいったままになってるので、レンジのドアも開けるのにちょっとした勇気がいる。

 

ランチはスーパーで買った博多だるまラーメン

インスタントだけどスープも美味しいし、特に麺がまさしく博多ラーメンで最高だった。

 

家系ラーメンだったら、ほうれん草をトッピングできたのになと後から思った。

 

 

晩ごはんはサグチキンカレーになる予定だった、普通のスパイシーチキンカレー。

 

今回はココナッツオイルと生パクチー、生クリームをたっぷりいれたので、若干タイカレーっぽい味で美味い。

 

しかし、なんでほうれん草を入れ忘れたのだろう。

あれだけ直前までサグチキン、サグチキンと考えていたのに・・・

 

まあ失敗は成功の元だ。

誰にでもある!

 

だよね~。

 

猿も木から落ちるというではないか。

 

そうそう( ̄ー ̄)

 

弘法も筆の誤りという言葉もあるぞ。

 

だよな~!

 

成功とは、小人どもの名誉のことである。

 

 

もういいやろ・・・(^^;

 

だんだん意味がわからん。

 

 

 

 

コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!

  1. くいだおれ より:

    おはようございます。

    ブリーダーにも色々な人が居て、お金儲けしか考えていない人もいると聞いた事があります。

    私は猫と暮らしていますが、もし次に家族として迎えるなら、絶対に保護猫団体さんからと決めてます。

    今の子はペットショップで出会って一目惚れしたんですが、一緒に暮らしていくうちに
    もう絶対に生命の売り買いをしたくはない。
    と思うようになりました。

    このコロナの影響で、ペットを飼う人が増えたそうですが、捨てる人も増えたようです。

    思っていたのと違ってたわ。

    とかいうフザケた理由で、動物を捨てるなんて、激しい怒りが込み上げてきます。

    らんまる君はぺこりーのさん家族に出会えて、とても幸せだったんじゃないかと思います。

    朝からちょっと、いや、だいぶ泣けました。

  2. ぺこりーの ぺこりーの より:

    くいだおれさん

    コメントありがとうございます!

    私もくいだおれさんと同じで、もし次に飼うとしたら絶対に保護犬と思ってました。
    ただ、もしゆいまるがいなくなっても次は飼わないかな・・・
    理由は、ペットを飼って思ったのが、やはりペットゆえに動物に不自然なことをするのはもう嫌なのです。
    去勢したり躾したり薬飲まされたり・・・

    そういうことも含めて動物はいろんなことを教えてくれているんでしょうが。
    動物ももっと自由に生きたいだろうと思います。

    さて、ゆいまるくんのお散歩に行ってきます!
    よい週末を〜!

  3. Kay より:

    らんまる君のことももっと知りたいな~と思ってたんです!
    女の子みたいですね。ゆいまる君は見るからに男の子w

    お身体の具合はいかがですか?
    点滴されて少しは気分良くなられましたか?お大事に!^^

    • ぺこりーの ぺこりーの より:

      Kayさん

      コメントありがとうございます!
      らんまるもゆいまるも昔はシーズーらしいカットにしてたんですけどね〜。
      らんまるは小さくても度胸のあるワンコでした。
      らんまるまで亡くなってしまったときは、本当にきつかったです。

      看護師さんが点滴失敗して両腕に針を刺すことになってしまいました。
      お金もらいたいくらいでしたよ。
      でもおかげさまでだいぶ調子が上がってきました!
      ありがとうございます。

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