ペットと害獣
フジテレビのイットというニュース番組で、山から降りてきた猪が餌をくれるおばあちゃんに懐くようになり、その光景が微笑ましいというニュースがあった。
たまたま私はそのニュースをテレビで見ていたが、たしかに猪がおばあちゃんに甘えてゴロゴロしている姿は可愛かった。
おばあちゃんもまた可愛くて仕方がない様子だ。
これならペットにしたいと思うのも無理はないと思った。
このニュースを見てて、うちのゆいまるにもこれくらいのことをやってみろと言ってみたが、ぐーぐー寝て目を開けようとすらしない。
グイッとゆいまるの片目を指で開いてみた。
ウウウ〜〜と低く唸るゆいまる。
ダメだ。
飼い主の方が威嚇されている・・・
イットの次の報道のコーナーでは、除雪作業をしていた80歳のおばあちゃんが、これまた山から降りてきた猪に襲われて怪我をしたというニュースが流れている。
先程のニュースと、登場人物はまったく同じだ。
山から降りてきた猪とおばあちゃんの二人・・・
かたやペットとしておばあちゃんと仲良く暮らしているのに、もう一方のおばあちゃんを襲った方の猪は駆除されてしまっている。
そして殺された猪の映像まで流れてる。
殺したのはいつもの猟友会。
同じ日の同じ時間帯に流れたニュースだからご覧になった方も多いのではと思うが、どちらの猪も山に餌がなくなってしまい、それで仕方なく山を降りて人が住むところまで餌探しに来ていると思われる。
猪にしてみれば餌をくれるおばあちゃんに懐くという行動と、餌を探しにきて人と出くわして驚いた猪がとった行動の差でしかない。
かたやペットとして餌をもらえ、かたや殺されて餌を口にすることもできなかった。
あらためて害獣とはなんだろうと思って調べてみたが、ウィキペディアによると人間活動に害をもたらす哺乳類はすべて害獣なんだそうだ。
わかりやすく言うと、ペットと家畜以外はほとんど害獣にあてはまる可能性があるということだ。
そうなるとペットとして飼育されていない犬や猫も、人に被害を加えると害獣となり猟友会の手により殺される可能性がある??
犬の場合はたしかに人に噛み付いたりする可能性があるかもしれないが、猫はどうだ?
実は猫の場合の人に対する被害とはなんと糞尿なんだそうだ
人に媚を売り可愛い仕草ができて毛並みのいい動物だけはペットとして駆除の対象にならず、臆病で人を見てしまうと怖くて自己防衛本能が働き、人を襲ってしまう動物は殺される。
同じ動物だ。
もののけ姫
ジブリの有名な作品であるがご覧になった方も多いだろう。
私も大好きな映画で何度も見た。
動物と人の戦いの映画と言ってしまえばそれまでだが、実際にはいくつものストーリーが同時に進行し理解するにはとても難しい映画だと思う。
しかもこの映画は勧善懲悪では終わらない。
誰も勝者がいない映画なのである。
それが今の日本や世界が抱える問題に対してのメッセージにも見えてくる。
森の木を伐採して製鉄のためのたたら場を管理するエボシという女。
エボシのために森を終われる猪などのもののけたち。
一見エボシが悪い人に見えてしまうが、エボシは製鉄で稼いだ金でハンセン病で動けない患者たちに食事を与えかくまい、そして彼らに感謝されている。
ストーリーはどちらが正しいという明快な答えはなく、どちらも正しいと言えるし一方でどちらも間違っている。
まさに自然破壊を繰り返して生態系を壊す今の人類と、そこに住む動物たちとの問題によく似ているのだ。
人に捨てられてもののけに育てられたサンは、人間ではあるが人を拒絶している。
そのサンは、結局は人間を許せずもののけと一緒にまた森に住むことを決意する。
そしてアシタカというもののけの呪いに犯された青年は、そのサンに向かって『共に生きよう』と共生を誓う。
もののけとなったサンと一緒に生きるのではなく、違う場所で共に生きていこうと言うのだ。
結局この映画は『共に生きる』ということを言いたかったのかもしれない。
餌がなくなり山を終われた熊や猪たちのニュースが毎日のように報道されるが、その大半が殺されてしまっている。
共に生きることはできないものだろうか。
人間の知恵をもってして解決できないことはないと思うのだが。
老後のおひとりさまごはん
昨日の朝食はサラダプレート。
野菜と大豆ミートとごはんだけのプレートだ。
ごはんも植物だから、動物性のものは一切はいってない。
ランチは月見肉そば。
地味な絵だが冬はあったかいおそばが一番うまい!
クリスマスイブの夜。
ひとりでイブを迎えるのは4回目。
もうどうってこともない。
いつものビアバーで大好きなGIGANTICを飲みながらメリ〜クリスマス♪
せめてチキンでも食べておくかということで、これまたいつものインド料理屋でタンドリーチキンとビール。
ネパール人の店長はクリスマスも正月も休みなどない。
年中無休で働いている。
台風でコンビニすら店じまいしたときもこのお店だけは開いていた。
豆カレーとナン。
なんでネパール料理のお店にしないのかといつも言うのだが、相変わらず平均的なインド料理しか作らない。
ナンなどインドでも食べないのに・・・
唯一、このダルカレーはネパールっぽい。
しかしヨーグルトか牛乳を入れるせいでまったりしたインドカレーになっている。
ネパールカレーには乳製品は入れないので、もっとサラサラしたカレーなのだ。
店長の息子はいつもお店の奥に座り勉強をしているのだが、昨日はなぜかもうひとり娘が座って勉強している。
フロア担当の奥さんに聞いたら、この冬に一番下の娘もネパールから呼び寄せたのだそうだ。
これで一家4人全員が日本で一緒に暮らせるようになったらしい。
奥さんに『よかったね』と声をかけたら涙ぐんでいた。
よほど一緒に住めるのが嬉しかったのだろう。
日本でこのお店を開いて約3年。
世田谷と言えど、ここは東京でも片田舎のような街だ。
飲食店は開店しても軒並み潰れてきた。
そんな場所でお店を開いたが、今年のコロナの影響もあって苦しい経営が続いていると思う。
しかし店長は1日も休まず店を開け続け、家族のために死に物狂いで頑張っている。
遠いネパールから日本にやってきて、店長家族は幸せなんだろうか。
『店長!この場所で共に生きよう!』
メリークリスマス♪
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