過ぎ去れば笑い話
なんだか最近やたらと『自己肯定感』という言葉が目に付く。
自己肯定感が低いとなんかダメなのか?
というかそもそも言葉の意味もよくわからない。
しかも自己肯定感が低いと言われる人に限って、いろいろと悪いことが重なって起きるのだとか・・・
まるで貧乏神だな。
そこで自己肯定感ってなんなのか調べてみると、『ありのままの自分を肯定すること』だそうだ。
そういやエルサも歌っていたな。
『ありの〜ままの〜自分にな〜るの〜♪』
松たかこは自己肯定の歌を歌っていたのか!
しかし、ありのままでいいのであれば、ダメな自分も自信がない自分もそれでいいではないか。
『自己肯定感を上げる』とよく言われるがそんな必要がどこにある?
そのままでいたらいい。
自己肯定感が低いと悪いことばかり起きるというのもきっと気のせいだと思う。
だったら自己肯定感が高い人にいいことばかり起きているかというとおそらくそんなことはない。
人生でそんなにいいことばかりが続く人など『おぼっちゃまくん』以外にいるはずがない。
ちなみにおぼっちゃまくんは、御坊家第999代当主で小学5年生。
月のおこづかいは1500万円。
耳には砂金を、おしりには金塊を、鼻には黒真珠を、ざっとあわせて3億円分埋め込んである、
人呼んで「歩く身代金」。
性格はおそろしくわがままだ。
こんな彼にはいいことしか起こらない。
それ以外の人は、実はいいことも悪いこともたいして起きてないと思う。
あなたにとって悪いこととは今起きているただの事象。
その事象が将来悪い結果になるのか良い結果になるのかは、それは時間が経過してみないとわからないことだろう。
だから一見悪い出来事のように思えることでも、その時の判断で右往左往しないこと。
それがその後の自分の人生にどのように影響を及ぼしたのかは、あとからじっくり検証してみたらいい。
ただし、その一見悪いことのように思えることが起きたときの行動が大事だ。
それは神様の試練だとか引っ越した方角だとか前世の行いだとか、なんでもスピリチュアルに仕立てようとする人がいるが、そっちにのめり込むとさらに沼にハマるから気をつけよう。
なんでも悪いことのように思いがちな人の行動は、その時に冷静な判断ができない。
私にも経験があるが、なぜそういうことが起こったのかよくよく考えてみるとだいたい原因がわかってくる。
自分に非があったのか、それとも誰か他人のせいなのか。
あるいは個人レベルの出来事なのか、もっと大きな単位の出来事なのかなど。
冷静に考えることができれば解決はできなくても無駄なエネルギーを使わずに済む。
そして時間の経過とともに結果がどうなったのかがだんだん見えてくる。
そのときに初めて一喜一憂すればいいことだ。
その時は自分にとって悪いことだと思っても、その後に起きたことや自分の行動をちゃんと捉えていくと、けっこう物事が好転するきっかけだったことが多い。
私にとって最大の悪い出来事とはやはり嫁の死だった。
これから2人で長い老後を楽しめると思っていた矢先に、還暦を迎えることもなくこの世から去ってしまった。
長い喪失感と後悔、無気力。
とてもその当時はそれが自分の人生にプラスに働くなど考えることもできない精神状態。
ただ生きるだけの毎日だ。
ところが時間の経過とともに、夫婦として長い時間を一緒に過ごしたことに感謝をする。
そしてある日人生の意味に気づいた。
結婚生活も長くなると変化のない日々はまるで夏休みの終わりのような毎日だ。
そんな退屈な日々でさえ思い返せば大切な日々であったこと。
誰かのために生きる人生がいかにすばらしいものかを知ること。
それはすべて嫁の死で気づいたことだ。
私も偉そうに言っているがこの歳になって初めてわかったことなのだ。
過ぎてしまえばほとんどのことは笑い話になっている。
いいことも悪いことも実はなかった。
仕事での失敗、人間関係のミス、身近な人との別れ。
どれもよくよく考えれば当たり前のことじゃないか。
仕事に失敗はつきもの。
先達たちは『失敗は成功のもと』という格言まで残してくれた。
人間関係も若い時は薄っぺらい友人がまわりに大勢いて、あなたにとって本当に必要な人は誰なのかよく見えていない。
だからそれはミスではなく必然かもしれないのだ。
人が死ぬのも当たり前。
いつ死ぬかもわからない。
たまたまそれがあなたの身近な人だったというだけだ。
そう考えれば身のまわりで起こっていることは、ほとんど当たり前のことばかりじゃないか?
それにしても老いるということは面白いものだ。
若い頃にはわからなかったことが不思議とわかるようになる。
老いの一番の収穫はそれだろう。
しかし、実はまだ半分ほどしか見えてない気もする。
おそらく私が100歳くらいになったときに、ようやく全景が見えてくるのではないだろうか。
老後のライフスタイル
鬱陶しい雨の日が続くが、みなさんの地域では災害など起きていないだろうか。
天気予報ではひっきりなしに警戒情報を伝えているから心配だ。
こんなお天気でも花があると部屋の中がパッと明るくなる。
大輪のダリア。
泥水を吸ってもこんなにきれいに咲ける花はすごいな。
老後のおひとりさまごはん
昨日の朝食はハムエッグ定食。
料理というほどのものでもないが朝の定番。
ランチはインスタントラーメン。
日清ラ王 豚骨味。
インスタントとは思えないね。
豚骨ラーメンは自分じゃ作れないからな〜。
本場の博多ラーメン食べたい。
晩ごはんはチキンのココナッツミルク煮。
鳥もも肉を醤油とビネガーでマリネしておいて、ココナッツミルクとマリネ液で煮込んである。
うまい!
休肝日だったのでガーリックバターライスと合わせたがこれがまたあう!
昨日はオリーブオイルを小分け用のボトルに移し替えてていて、そろそろ一杯になるというところでなんとボトルを倒してしまった。
キッチンがオリーブオイルの海!
ヒェ〜〜!!
声が裏返った。
それから30分、洗剤で黙々とキッチンを掃除した。
しかし!
オリーブオイルと洗剤で磨かれたステンレスは新品のような艶を取り戻しているではないか。
オリーブオイルをぶちまけるという最悪の事態は、30分後にはキッチンを新品にするという結果で終わった。
まるで人生のようだ。
終わりよければすべてよし!
コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!
ぺこりーのさん、おはようございます。
体調回復された様で良かったです。
なんと、おぼっちゃまくん!羨ましいw
あぁ、今日の記事
母親が生きていたら、読ませたいです。
聴かないだろうけど‥w
占いチックなものとか、大きな声で言えませんが
宗教的な事が好きな女性って多いですよね。
強く勧めてくるし、お金もとてもかかる。
それが家族なものなら、子供時代は強要されます。
全てを否定することは出来ませんが
私は、その手のモノに関しての拒否反応が強いです。
見ていて「そんな事、家族で話し合って解決する事じゃない?」って事も
何故か、神を降臨させる人に相談したりするんです。
そして、何故か他人の言う事の方を強く信じて疑わない…(泣)
そんな反動で、私は科学的な結果が出ているものとかの方が好きですし
完全に心は無神論者です。
そういえば、いずれ受けるワクチン。
私は、モデルナ製が良いのか
ファイザー製が良いのか悩んでいます。
私の住まう地域では、大規模接種会場がモデルナだそうです。
まだ先になりそうですが。※長文コメントごめんない。
澤田さん
コメントありがとうございます!
いいお天気ですね〜!
どこが?
私も何か目に見えないもののせいにするのは嫌ですね。
科学では証明できないものが存在するのはあると思いますが、私にはまったくそういう不思議な体験がないので、実際に経験すればもっと信用すると思うんですけど。
ファイザーかモデルナかはどちらでもいいと思いますよ。
どちらも一長一短ありますし。
ただ最近接種後の死亡数でいうとファイザーが159人でモデルナは1人です。
これも接種数が違うのでなんとも言えませんが・・・
おぼっちゃまくん。担任も含めて毎週クラス中バカウケでした!(当時小6)
貧ぼっちゃまくんの前面だけスタイルがインパクトすごかった。
前面だけ豪華なことを指して今でも「貧ぼっちゃまくんみたいー」と言います。通じると距離が縮まりうれしくなります。
みーやんさん
コメントありがとうございます!
お!
おぼっちゃまくん世代ですか!
当時、親が子供に見せたくない漫画1位でしたよね。
テレビで初めてち○こという言葉がOAされたのもこの漫画。
ろくでもない漫画でしたが面白かった〜!
床のお掃除お疲れ様でした(笑)。ところでよくお花を飾られますね。既にご存知かと思いますが、お水にほんの少し漂白剤を混ぜるとお花が長持ちします。延命剤でなくて大丈夫。バクテリアを殺してくれるんですって。先日知らない人が周りにいたもので。。。
メウさん
コメントありがとうございます!
たまにはオリーブオイルをぶちまけてみるのもいいですよ。
キッチンがきれいになりますから(笑)
そうなんですか!?
へ〜、そうなんですか!
ダリアとかしゃくなげとか大きな花は寿命が短いんですよね〜。
あ〜、うちには漂白剤がない・・・
いつも 前向きになれるブログ楽しみにして拝見しております。
夫は意識のないまま入院中で心の支えの愛犬も14歳になり年老いてきました。毎日不安でしたが今日のブログを読んで 私もこれが悪い出来事でなくなるときが有ればいいなあとつくづく思いました。
これからも楽しみにしております。
イタリアーノさん
初コメントありがとうございます!
いつも読んでいただいているとのことで感謝申し上げます。
ご主人様は入院中ですか。
ご心配でしょう。
痛いほどわかります。
今はただご主人のために看病されてあげてください。
そして月日が経ちいつか私が言ったことがもっとわかると思います。
頑張ってくださいね。
そしていつかまたコメントお待ちしております。
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